オラクルマスターブロンズとは?資格概要・おすすめの勉強方法を解説

こんにちは。元ITエンジニアのテックドック運営担当です

この記事では、データベースに関する知識を証明する資格、オラクルマスターブロンズ(Oracle Master Bronze)の概要・勉強方法を詳しく解説します。

オラクルマスターブロンズは、未経験からITエンジニアへの転職を目指す人にとって、数あるおすすめ資格の一つです。

また、取得後のステップアップとして「オラクルマスターシルバー(Oracle Master Silver)」も視野に入れることで、着実なキャリアアップが目指せます。

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引用:テックハブニュービー

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オラクルマスターブロンズとは?

オラクルマスター資格の概要

オラクルマスターは、日本オラクル社が認定するデータベース技術者向けの資格制度です。世界的に広く使われている「オラクルデータベース(Oracle Database)」の知識・スキルを証明できるため、多くの企業が採用や人材評価の指標として重視しています。資格は4つのレベルに分かれており、以下のように段階的にステップアップできます。

ブロンズはどんなレベル?

オラクルマスターブロンズは、オラクルデータベース(Oracle Database)に関する「基礎知識」が問われる入門レベルの資格です。主に以下のような分野が対象となります。

これからデータベースを学び始める方や、業務で触れる前に基礎を固めたい方に最適です。

他のIT資格との違いは?

オラクルマスターブロンズの特徴は、「データベース技術に特化し、かつ実務寄り」である点です。多くのIT資格が幅広い知識を対象とする中、オラクルマスターはあくまで「オラクル製品の運用スキル」にフォーカスしています。さらに、オラクルは実際に多くの企業で業務利用されており、ベンダー公式の認定資格であるため、現場での信頼性も高い点が魅力です。

試験内容と形式

出題範囲

オラクルマスターブロンズ試験では、以下のようなテーマが出題されます。

これらはすべて、実務でオラクルデータベースを扱う際に必須となる知識です。

試験形式と時間

オラクルマスターブロンズ試験は、CBT(Computer Based Testing)形式で実施されます。全国の試験会場に設置された専用端末を使って、画面上で選択式の問題に解答するスタイルです。

合格ラインと合格率

合格するためには、正答率65〜70%程度を目指す必要があり、試験の難易度は比較的高くなく、合格率は概ね70〜80%程度とされています。ただし、入念な対策を怠ると不合格になる可能性もあるため、事前準備は重要です。

難易度と勉強時間の目安

難易度はどのくらい?

オラクルマスターブロンズは、IT初心者でも努力次第で十分に合格できる難易度です。ただし、SQLに初めて触れる場合は、データの扱いや構文の理解に時間がかかることもあります。一方、すでにSQLをある程度理解している方であれば、比較的スムーズに学習を進められるでしょう。

勉強時間の目安

学習に必要な時間の目安は、以下の通りです。

毎日1〜2時間の学習を続ければ、1〜2か月での合格も十分可能です。

取得するメリット

IT業界への転職・就職に有利

オラクルマスターブロンズを取得することで、データベースに関する基礎知識を有していることの証明になります。IT業界では、インフラ・アプリ開発問わずデータベーススキルがあるのは大きな強みになり、資格取得者を優遇する企業も多く、未経験からエンジニア職を目指す人の強力なアピール材料になります。

データベース技術の基礎を固められる

ブロンズの学習内容は、単なる試験対策にとどまらず、実務に直結する知識ばかりで、オラクルデータベースで身につけた知識は、MySQLやPostgreSQLといった他のデータベース製品にも応用できます。

上位資格へのステップになる

ブロンズは、上位資格であるオラクルマスターシルバーへの登竜門でもあり、シルバー、その上のゴールドを目指すことで、より高度な技術力を証明でき、キャリアアップや年収向上にもつながります。

おすすめの勉強法・教材

オラクル公式教材・Web学習

模擬試験と過去問の活用

理解度をチェックするには、模擬試験や問題集の活用が非常に効果的です。

よくある質問(FAQ)

Q. 試験の受験資格はありますか?
→ いいえ。受験にあたっての制限はありません。誰でも受験可能です。

Q. 資格に有効期限はありますか?
→ オラクルマスターには有効期限がありません。ただし、製品バージョンごとの資格となるため、古いバージョンの資格では評価されにくくなる可能性があります。

Q. 他のデータベース資格と比べてどうですか?
→ OSS-DB(オープンソースDB資格)やAWS認定データベース資格に比べて、商用DB(Oracle)に特化しており、より実務で使える内容が多いのが特徴です。

まとめ

オラクルマスターブロンズは、IT初心者にも挑戦しやすい入門資格です。SQLの基礎とOracle Databaseの基本操作を学ぶことで、将来に向けた強固なスキルベースが築けます。転職・就職・キャリアアップを目指す方にとって、「最初の一歩」としてぜひおすすめしたい資格です。