CCNAはネットワークの基礎からIP接続、セキュリティ、自動化など幅広い知識が問われるため、自分の理解度や学習段階に合った教材を選ぶことが大切です。
参考書は試験範囲を体系的に理解するインプットに向き、問題集は学んだ知識を確認し、問題形式に慣れるアウトプットに向いています。どちらか一方だけに頼るのではなく、参考書で基礎を理解し、問題集やWeb教材で演習を重ねると学習を進めやすくなります。
この記事では、CCNA試験対策に使いやすい参考書・問題集・Web教材を、目的別に整理して紹介します。
1.CCNAの参考書・問題集を選ぶときのポイント
試験範囲に対応しているか確認する
CCNAは試験範囲が見直されることがあるため、教材を購入・利用する前に、現在受験する試験の範囲に対応しているかを確認しましょう。古い教材でも基礎学習には役立つ場合がありますが、試験対策の中心にするなら対応する試験コードや改訂情報の確認が必要です。
自分の知識レベルに合っているか確認する
ネットワークを初めて学ぶ人と、すでに実務や学習経験がある人では適した教材が異なります。未経験者は図解や基礎説明が充実した参考書から始め、基礎を理解している人は演習量の多い問題集を中心にすると効率的です。
解説の分かりやすさを確認する
問題集は正解できるかだけでなく、間違えた理由を理解できることが重要です。答えだけではなく、関連する技術や考え方まで確認できる教材を選ぶと知識を定着させやすくなります。
問題数や模擬試験の有無を確認する
章末問題や演習問題、模擬試験などが用意されている教材なら、インプットからアウトプットまで進めやすくなります。
書籍とWeb教材を使い分ける
体系的に読み進めたい場合は書籍、スキマ時間に繰り返し問題を解きたい場合はWeb教材が使いやすいでしょう。学習段階に応じて役割を分けることがポイントです。
2.CCNA試験対策におすすめの参考書・問題集
教材は「基礎理解」「問題演習」「反復学習」の役割で選ぶと整理しやすくなります。初心者はまずメインとなる参考書を1冊決め、その後に問題集やWeb教材でアウトプットを増やしていくのがおすすめです。
CCNA完全合格テキスト&問題集
テキストと問題演習を1冊で進めたい人に向いた教材です。基礎知識を学びながら章ごとに問題を解けるため、インプットとアウトプットを並行して進めやすいのが特徴です。CCNA学習のメイン教材を1冊にまとめたい人、独学で基礎から試験対策まで進めたい人向け。
1週間でCCNAの基礎が学べる本
本格的な試験対策に入る前に、ネットワークの基本を整理したい人向けの入門書です。ネットワーク初学者、CCNAの参考書を読んでも内容が難しく感じる人向け。
ゼロからはじめるCCNA「超」基礎講座
ITやネットワークの知識がほとんどない状態から、CCNA学習の土台を作りたい人向けの教材です。IT未経験者、ネットワークの仕組みを基礎から理解したい人向け。
CCNA 完全合格テキスト&問題集
試験範囲を意識しながら問題演習を進め、学習の仕上げに実力を確認したい人向けです。利用時は受験する試験範囲に対応した版か確認しましょう。基礎学習を終え、試験を意識した演習や総復習をしたい人向け。
徹底攻略 Cisco CCNA問題集
基礎学習を終えた後に演習量を確保し、理解が不足している分野を見つけたい人に向いた問題集です。参考書を一通り終えた人、アウトプット中心の学習に移りたい人向け。
CCNAイージス(無料Web教科書)
CCNAイージスは、無料で利用できるCCNA(200-301)対応のWeb教科書です。
全30章で試験範囲を網羅しており、書籍の参考書を購入しなくても、これだけでインプット学習を進めることができます。オンラインでどこでも学習できる手軽さから、独学でCCNAを目指す方に特に人気があります。
CCNAイージスの詳しい特徴や活用方法、他教材との組み合わせ方については、「CCNAイージスとは?Web教科書として勉強に役立つサイト」の記事で詳しく解説しています。
Web問題集・オンライン教材
Ping-tなどのWeb問題集は反復学習に、Udemyなどのオンライン教材は動画解説や模擬試験を取り入れたい場合に活用できます。各サービスは提供内容や試験対応状況を確認して選びましょう。
3.目的別|CCNA教材の選び方と学習の進め方
| 目的 | 選ぶ教材 | 使い方 |
|---|---|---|
| ネットワークを初めて学ぶ | 入門書 | 基礎用語やネットワークの仕組みを理解する |
| CCNAを体系的に学ぶ | テキスト+問題集 | メイン教材を決めて試験範囲を一通り学ぶ |
| コストを抑えて体系的に学ぶ | Web教科書(CCNAイージス) | 無料で試験範囲を一通りインプットし、問題集で演習を補う |
| 知識を定着させる | 問題集 | 間違えた箇所を参考書に戻って復習する |
| 演習量を増やす | Web問題集 | スキマ時間も使って反復する |
| 試験前に仕上げる | 模擬試験 | 弱点を洗い出し、重点的に復習する |
STEP1 参考書で基礎を理解する
最初は細かな暗記にこだわりすぎず、ネットワーク全体の仕組みと試験範囲を把握します。分からない箇所があっても一度全体を進め、2周目以降で理解を深める方法も有効です。
STEP2 問題集でアウトプットする
学んだ範囲の問題を解き、理解できている分野と不足している分野を分けます。間違えた問題は答えだけを覚えず、なぜ間違えたのかを参考書に戻って確認しましょう。
STEP3 Web問題集で反復する
問題演習は一度で終わらせず、間違えた問題を中心に繰り返します。Web教材を利用すると短い空き時間にも演習しやすくなります。
STEP4 模擬試験とハンズオンで仕上げる
学習の終盤では模擬試験で実力を確認します。また、ネットワークシミュレーターなどで実際に手を動かす学習を組み合わせると、設定やネットワーク構成への理解を深めやすくなります。
詳しい学習スケジュールや勉強方法は「CCNAの勉強方法」の独立記事で扱い、本記事は教材選びと使い分けを中心にします。
4.CCNAの参考書・問題集に関するよくある質問
参考書は何冊必要ですか?
最初から何冊も揃える必要はありません。まずは自分に合ったメインの参考書を1冊決め、不足する部分を問題集やWeb教材で補う方が学習の軸を作りやすくなります。
参考書と問題集はどちらを先に使うべきですか?
ネットワーク初学者は参考書から始めるのがおすすめです。基礎知識がある人は、問題集で現在の理解度を確認し、分からない分野を参考書で補う方法もあります。
古いCCNA参考書でも勉強できますか?
ネットワークの基本技術を学ぶ目的では役立つ場合がありますが、試験対策では受験する試験の範囲と教材の対応状況を確認し、必要に応じて新しい教材や公式情報で補いましょう。
Web問題集だけでも勉強できますか?
基礎知識がある人なら問題演習を中心に進められる場合もあります。ただし初学者は答えを覚えるだけにならないよう、参考書などで技術の仕組みを理解しながら進める方がよいでしょう。
無料の教材だけでCCNAは合格できますか?
CCNAイージスなどの無料Web教科書だけでインプット学習は可能ですが、問題演習量が不足しがちなため、別途問題集での演習を組み合わせることをおすすめします。インプットとアウトプットのバランスを意識しましょう。
未経験者はどの教材から始めればよいですか?
ネットワークの基礎をやさしく説明した入門書から始め、その後にCCNAの試験範囲を体系的に扱う参考書へ進むと理解しやすくなります。
5.まとめ
CCNAの試験対策では、参考書で知識を理解し、問題集でアウトプットし、Web問題集や模擬試験で反復する流れを作ることが重要です。
ネットワーク未経験者は基礎を学べる入門書から始め、試験範囲を体系的に学べる参考書へ進みましょう。一通り理解した後は、問題集やWeb教材を使って演習量を増やし、間違えた分野を繰り返し復習します。
教材を増やしすぎる必要はありません。自分の知識レベルと目的に合った教材を選び、インプットとアウトプットを繰り返しながらCCNA合格を目指しましょう。
