LinuCの申し込み方法|受験の流れとオンライン受験の注意点

LinuCの申し込み方法|受験の流れとオンライン受験の注意点

LinuCを受験するには、まずIDを取得し、試験の日時と受験方法を選んで申し込みます。受験方法は、テストセンターで受ける方法と、自宅や職場からオンラインで受ける方法の2つです。

ここでは、LinuCの申し込み方法を、IDの取得から支払いまで順に解説します。テストセンターとオンライン受験の違いに加えて、オンライン受験で当日に受けられなくなる失敗を防ぐ準備もまとめました。

SUMMARY
この記事で分かること
  • LinuCの2つの受験方法と、申し込みから受験までの流れ
  • LinuCの申し込み方法(IDの取得、予約、支払い、日程の変更)
  • オンライン受験に必要な環境と、失敗しないための準備

LinuCの受験方法と申し込みの全体像

2つの受験方法

LinuCの試験は、ピアソンVUEが運営しています。受験方法は次の2つから選べます。

項目テストセンターオンライン受験
受ける場所全国のピアソンVUEのテストセンター自宅や職場などの、条件を満たす部屋
使うパソコン会場のものを使う自分で用意する
試験監督会場の係員が見守るWebカメラを通して見守る
事前の準備会場に行くだけパソコン・回線・部屋を条件に合わせる
当日のトラブル会場が対応する機器や回線の問題は自分で対処する

どちらで受けても、試験の内容と合格の基準は同じです。合格すれば、同じように認定されます。

どちらを選べばいい?

受験方法向いている人
テストセンター初めて受験する人、機器や回線のトラブルが不安な人、静かな個室を用意できない人、Macしか持っていない人
オンライン受験近くにテストセンターがない人、移動の時間を省きたい人、条件を満たすWindowsのパソコンと個室を用意できる人

ピアソンVUEの案内では、一部のMacではオンライン受験が正常にできない事象があるとして、Windowsのパソコンか、テストセンターでの受験がすすめられています。迷ったら、準備の少ないテストセンターを選ぶと安心です。

申し込みから受験までの流れ

STEP
IDを取得する

受験者のマイページで、EDUCO-IDを取得する。

STEP
試験を予約する

受ける試験・受験方法・日時を選び、秘密保持契約に同意する。

STEP
受験料を支払う

クレジットカード、コンビニ決済、振り込みなどで支払う。

STEP
当日の準備をする

テストセンターなら本人確認書類を用意する。オンラインならシステムテストを済ませておく。

STEP
受験する

試験が終わると、その場で結果を確認できる。

LinuCのレベル1は、101試験と102試験の両方に合格すると認定されます。2つの試験は、別々の日に申し込めます。

資格の全体像は、[LinuCとは]で紹介しています。

LinuCの申し込み方法

1.EDUCO-IDを取得する

LinuCを予約するには、EDUCO-IDが必要です。初めて受験する人は、受験者のマイページでIDを取得してから予約に進みます。

過去にEDUCO-IDやLPI-IDを取得したことがある人や、OSS-DB・HTML5などのLPI-Japanのほかの試験を受けたことがある人は、新しく取得する必要はありません。IDは1人1つだけなので、複数作らないよう注意しましょう。

IDを忘れた場合は、ユーザー名かメールアドレスでマイページにログインして確かめられます。

2.試験を予約する

マイページにログインし、次の順に選んで予約します。

選ぶもの内容
試験受けるレベルと試験(レベル1なら101試験か102試験)
受験方法テストセンターか、オンライン受験か
会場と日時テストセンターなら会場と空いている日時。オンラインなら日時

予約の途中で、試験の内容を外にもらさないことを約束する秘密保持契約への同意を求められます。同意しないと予約できません。電話で予約したい場合は、ピアソンVUEのカスタマーサービスでも受け付けています。

3.受験料を支払う

支払いの方法は、クレジットカード、コンビニ決済、振り込みから選べます。会社の費用で受ける場合などは、前もって購入した受験チケット(バウチャー)を使って支払うこともできます。

受験料は、レベルや時期によって変わることがあります。申し込む前に、LPI-Japan公式サイトで最新の受験料を確認してください。

4.日程の変更・キャンセルと再受験

予約した日程の変更やキャンセルは、マイページの「試験の再スケジュールまたはキャンセル」から手続きします。手続きできる期限は決まっているため、予定が変わりそうなときは早めに手続きしましょう。

不合格だった場合は、受験日の翌日から数えて7日目以降に、同じ試験を受け直せます。たとえば、3月1日に不合格だった場合、次に受けられるのは最短で3月8日です。

オンライン受験の条件と準備

パソコンと回線

項目条件
OSWindows 10以降、またはmacOS 14以降
機器Webカメラ、マイク、スピーカーが使えること
ディスプレイ1台だけ(2台目の画面は使えない)
回線下り6Mbps以上・上り2Mbps以上の安定した回線
そのほかOnVUE(オンライン受験のアプリ)以外のアプリをすべて終了しておく

ヘッドホンやヘッドセットは、原則として使えません。条件は変わることがあるため、申し込む前にピアソンVUE公式サイトで最新の条件を確認してください。

使えない機器とネットワーク

種類使えないもの
機器仮想マシン、ベータ版のOS、2台目のディスプレイ、タッチスクリーン、スマートフォン、タブレット
ネットワークVPN、会社や公共の場所のネットワーク、ほかの人と共有するネットワーク
身の回りイヤホン、腕時計、録音・録画やAIの機能が付いた機器

LinuCの勉強で仮想マシンを使っている人は、とくに注意が必要です。仮想マシンの中のOSからは受験できないため、パソコン本体のOSで受験します。会社のネットワークやVPNも使えないので、会社のパソコンで受ける場合は事前によく確かめておきましょう。

部屋と本人確認書類

受験する部屋は、静かで、試験中ずっと一人でいられる個室が条件です。カフェや図書館、オフィスの共用スペースなどの公共の場所では受験できません。

机の上に置けるもの片付けるもの
試験に使うパソコン、ラベルのない無地の容器に入った飲み物本・メモ・紙・筆記用具、スマートフォンなどの電子機器、食べ物、バッグや財布などの私物

紙や筆記用具は使えませんが、画面上のデジタルホワイトボードにメモを書けます。本人確認書類は、予約した氏名と完全に一致する、顔写真付きの公的な身分証明書が必要です。

運転免許証(プラスチック製)、パスポート、マイナンバーカードなどが使えます。有効期限が切れたものやコピー、スマートフォンに表示した書類は使えません。

当日に受けられなくなる失敗を防ぐ

オンライン受験では、条件を満たせずに受験できなかった場合、受験料は返金されません。次の準備をしておきましょう。

準備内容
システムテストを本番と同じ環境で行うパソコン・回線・部屋を、当日とまったく同じ状態にしてテストする
パソコンを再起動しておく試験の前に再起動し、不要なアプリを終了しておく
回線を空けておく家族の動画の視聴や、大きなファイルのダウンロードと重ならないようにする
部屋と机を片付けておくチェックインで部屋を映す前に、机の上と周りを片付けておく
早めにチェックインする試験開始の30分前から始まるチェックインに、余裕をもって取りかかる

チェックインでは、本人と本人確認書類の写真を撮り、部屋全体を360度映して確認を受けます。インフラの仕事でも、本番の作業の前に、同じ環境で手順を確かめておくのが基本です。

試験の準備も同じ考え方で進めると、当日のトラブルを防げます。

LinuCの申し込み・受験でよくある疑問

101試験と102試験は、どちらから受ける?

どちらから受けても認定には影響しませんが、101試験から受けるのがおすすめです。101試験でLinuxの基本の操作やシステムの仕組みを学んでおくと、102試験の内容も理解しやすくなります。

試験の内容は、[LinuCの試験問題とは]で紹介しています。

申し込みは、何日前までにすればいい?

空きがあれば、近い日程でも予約できます。ただし、週末や年度末などはテストセンターが混み合い、希望の日時が埋まりやすいため、受けたい日の数週間前には予約しておくと安心です。

テストセンターには何を持っていけばいい?

本人確認書類が必要です。必要な書類の種類や数は、ピアソンVUEのテストセンターの案内で事前に確認しておきましょう。私物の持ち込みには決まりがあるため、当日は会場の係員の案内に従いましょう。

会社のパソコンでオンライン受験できる?

おすすめしません。会社のネットワークやVPNは使えないうえ、会社のパソコンは管理の設定によって、OnVUEのアプリを入れられないこともあります。受ける場合は、使えるかどうかを事前にシステムテストで必ず確かめてください。

申し込む前に、どれくらい勉強すればいい?

必要な勉強時間は、Linuxの経験によって大きく変わります。どちらにしても、先に受験日を決めて申し込むと、勉強の計画が立てやすくなり、最後まで続けやすくなります。

勉強の進め方は[LinuCの勉強方法]で、難しさの目安は[LinuCの難易度]で解説しています。

まとめ

LinuCは、IDを取得して試験を予約すれば、テストセンターでも自宅でも受験できます。この記事のポイントは次のとおりです。

  • 2つの受験方法
    テストセンターとオンライン受験があり、試験の内容と合格の基準は同じ。
  • 申し込みの流れ
    EDUCO-IDの取得、試験の予約と秘密保持契約への同意、受験料の支払いの順に進める。
  • 日程の変更と再受験
    変更・キャンセルはマイページで早めに行う。不合格なら7日目以降に再受験できる。
  • オンライン受験の環境
    Webカメラ付きのパソコン、安定した回線、一人でいられる静かな個室が必要。仮想マシンやVPNは使えない。
  • 失敗しない準備
    本番と同じ環境でシステムテストを済ませ、30分前からのチェックインに余裕をもって臨む。

受験日を先に決めて申し込むと、勉強の目標がはっきりします。まずはEDUCO-IDを取得して、受けたい日の試験を予約してみましょう。

記事の企画・執筆

IT基盤(インフラ)エンジニアのための求人・情報サイト「テックドック」の編集部です。ネットワーク・サーバー・クラウド・セキュリティなど、IT基盤の仕事・技術・資格・キャリアに役立つ情報を、実務に即した視点で発信しています。