Ping-tとは?無料と有料の違い・使い方と資格別の活用法

Ping-tとは?無料と有料の違い・使い方と資格別の活用法

CCNAやLinuC、LPICの勉強方法を調べると、必ずといっていいほど名前が出てくるのが「Ping-t(ピングティー)」です。Ping-tは、IT資格の試験対策に使えるWeb問題集のサービスで、パソコンやスマートフォンから問題をくり返し解き、苦手な分野を見つけながら学べるのが特長です。

ここでは、Ping-tとはどんなサービスかを、無料と有料の違いから解説します。主な機能と使い方に加えて、CCNAやLinuC・LPICなど資格別の活用法と、参考書と組み合わせた使い方もまとめました。

SUMMARY
この記事で分かること
  • Ping-tとは何か、対応している主な資格と、無料と有料の違い
  • 問題演習や苦手の見つけ方など、Ping-tの主な機能と使い方
  • CCNAやLinuC・LPICなど資格別の活用法と、参考書との組み合わせ方

Ping-tとは?

IT資格のためのWeb問題集

Ping-tは、IT資格の試験対策のための問題を、Webで解けるサービスです。とくにネットワークやLinux、クラウドなど、インフラエンジニアが受ける資格の対策で広く使われています。

本の問題集と違い、解いた結果が自動で記録されるため、どの分野が苦手なのかをすぐに確認できます。パソコンだけでなくスマートフォンのブラウザからも使えるので、通勤時間などのすき間時間にも演習できます。

対応している主な資格

Ping-tでは、次のような資格の問題を解けます。

分野主な資格
ネットワークCCNA、CCNP
LinuxLinuC、LPIC、Linux Essentials
クラウドAWS認定(Cloud Practitioner、Solutions Architect – Associateなど)
データベースORACLE MASTER、OSS-DB
IT全般ITパスポート、ITIL

対応している資格や試験のバージョンは、試験の改定に合わせて変わります。使う前に、受験する試験のバージョンに対応しているかをPing-t公式サイトで確認してください。

無料と有料の違い

Ping-tには、無料で使える範囲と、有料の「プレミアム」で使える範囲があります。

項目無料プレミアム(有料)
解ける問題一部の資格・一部の範囲の問題プレミアムの対象の問題をすべて
向いている使い方出題の雰囲気をつかむ、入門のレベルの資格を対策する試験の範囲全体を、くり返し演習する
料金のしくみなし利用する期間の分を前払いで購入する

プレミアムは、契約した期間のあいだ、対象の問題をまとめて使えるしくみです。長い期間で申し込むほど、1か月あたりの料金は安くなります。料金や対象の資格は変わることがあるため、申し込む前にPing-t公式サイトで確認してください。

Ping-tの主な機能と使い方

問題演習と解説

Ping-tの中心は、試験の範囲に沿った問題演習です。分野ごとに問題を解けるため、参考書で学んだ章の問題だけを解くといった使い方ができます。

問題ごとに解説が付いていて、正解の理由だけでなく、ほかの選択肢がなぜ違うのかも確かめられます。間違えた問題は、解説を読んで仕組みから理解することが大切です。

正解の状況で苦手が分かる

Ping-tでは、問題ごとに正解の状況が記録され、連続で正解すると問題の色が変わっていくしくみがあります。色の変わり方で、確実に解ける問題と、まだあやふやな問題がひと目で分かります。

すべての問題を確実に解ける状態に近づけていくことが、目標の1つになります。くり返し間違える問題は、苦手な分野のサインです。参考書に戻って復習しましょう。

模擬試験

資格によっては、本番に近い形式の模擬試験も用意されています。問題数や時間を本番に合わせて解くことで、時間配分の練習ができます。

効果的な使い方の4つのコツ

Ping-tを使うときは、次の4つを意識すると効果が上がります。

コツ内容
参考書と組み合わせる参考書で学んだ範囲の問題を解き、理解できたかを確かめる
解説まで読む正解しても、解説を読んで理由を説明できるかを確認する
答えを覚えない選択肢の位置や答えを覚えるのではなく、仕組みを理解する
苦手をくり返す間違えた問題や、たまたま正解した問題を中心に解き直す

とくに大切なのは、答えを覚えるだけにしないことです。同じ問題を何度も解くと、答えを覚えてしまいがちです。本番では違う聞き方で出題されるため、仕組みから理解しておきましょう。

資格別の活用法と、ほかの教材との組み合わせ方

CCNAでの活用法

CCNAは出題範囲が広く、知識を定着させるための演習量が合否を分けます。Ping-tは、参考書で学んだ知識を、問題を解きながら定着させるのに向いています。

教材役割
参考書試験の範囲を体系的に理解する
CCNAイージス無料のWeb教科書で、仕組みを詳しく確認する
Ping-t問題をくり返し解き、知識を定着させる
シミュレーター(Cisco Packet Tracerなど)実際にコマンドを打ち、シミュレーション問題に備える

CCNAのシミュレーション問題は、Ping-tだけでは対策しきれません。シミュレーターで実際に設定する練習も組み合わせましょう。

無料のWeb教科書については[CCNAイージスとは]で、勉強の進め方は[CCNAの勉強方法]で紹介しています。

LinuC・LPICでの活用法

LinuCやLPICは、似たコマンドやオプションを見分ける問題が多く、くり返しの演習がとくに効果的です。レベル1の101試験の範囲は、無料で解ける問題もあります。

Linuxの試験には、コマンドを入力する記述問題もあります。Ping-tで覚えたコマンドは、仮想環境で実際に打って確かめると、記述問題にも強くなります。

教材の選び方は、[LPICのおすすめ参考書・問題集]と[LinuCのおすすめ参考書・問題集]で紹介しています。

参考書と組み合わせた学習の流れ

どの資格でも、Ping-tは参考書と組み合わせて使うのが基本です。

次の流れで進めると効率的です。

STEP
参考書で理解する

試験の範囲を一通り学ぶ。

STEP
Ping-tで確認する

学んだ分野の問題を解き、理解できていない部分を見つける。

STEP
参考書で復習する

間違えた分野を参考書に戻って確かめる。

STEP
Ping-tでくり返す

全体の問題を解き、8割以上を安定して取れるまで続ける。

有料に切り替えるタイミング

最初から有料にする必要はありません。まずは無料の範囲で使い勝手を確かめ、参考書を一通り終えて演習の量を増やしたい段階でプレミアムを検討すると、むだがありません。

プレミアムは期間で申し込むため、受験日から逆算して、必要な期間を選ぶのがおすすめです。

Ping-tでよくある疑問

Q.無料の範囲だけで合格できる?

資格によります。入門のレベルの一部の資格は、無料の範囲でも多くの問題を解けます。一方、CCNAなど無料で解ける範囲が限られる資格は、参考書の問題や、ほかの教材と組み合わせて演習の量を確保する必要があります。

Q.Ping-tだけで合格できる?

Ping-tだけに頼るのはおすすめしません。問題を解くだけでは、仕組みの理解が浅くなりがちです。参考書で理解し、Ping-tで演習するという組み合わせが、確実な合格への近道です。

Q.Ping-tの問題は本番と同じ?

本番の試験問題そのものではありません。試験の範囲に沿って作られた問題です。そのため、答えを覚えるのではなく、なぜその答えになるのかを理解することが大切です。

Q.スマートフォンでも使える?

使えます。スマートフォンのブラウザから問題を解けるので、通勤時間や休み時間などのすき間時間に、少しずつ演習を進められます。

Q.Ping-tは何周すればいい?

何周すれば合格できる、と一律には決められません。回数よりも、すべての問題について正解の理由を説明できる状態になっているかを目安にしましょう。

まとめ

Ping-tは、IT資格の問題をWebでくり返し解き、苦手な分野を見つけながら学べるサービスです。この記事のポイントは次のとおりです。

  • Ping-tとは
    CCNA、LinuC、LPIC、AWS認定など、インフラの資格の対策で広く使われるWeb問題集。
  • 無料と有料の違い
    無料は一部の問題、プレミアムは対象の問題をすべて使え、期間で前払いする。
  • 主な機能
    分野ごとの問題演習と解説、正解の状況による苦手の見える化、模擬試験。
  • 資格別の活用法
    CCNAはシミュレーター、LinuC・LPICは仮想環境での練習と組み合わせる。
  • 効果的な使い方
    参考書で理解し、Ping-tで確認し、間違えた分野を復習してくり返す。

Ping-tは、参考書と組み合わせることで力を発揮する教材です。まずは無料の範囲で問題を解いてみて、自分の苦手な分野を見つけるところから始めてみましょう。

記事の企画・執筆

IT基盤(インフラ)エンジニアのための求人・情報サイト「テックドック」の編集部です。ネットワーク・サーバー・クラウド・セキュリティなど、IT基盤の仕事・技術・資格・キャリアに役立つ情報を、実務に即した視点で発信しています。