CCNAの受験対策で多くの独学者に活用されている「CCNAイージス」について、特徴・メリット・効果的な使い方まで詳しく解説します。
CCNAの資格そのものの概要については[CCNAとは?資格概要と取得するメリットを解説]で紹介していますので、まだ読んでいない方はあわせて参考にしてください。
- CCNAイージスの特徴と、全30章の学習内容
- 利用者から見たメリットと評判・口コミの傾向
- Ping-tなど他教材との効果的な組み合わせ方
1.CCNAイージスとは?Web教科書としての特徴と構成

「CCNAイージス」とは、簡単に言うと「CCNAを学ぶWebの教科書」で、CCNAの試験範囲についてすべての技術解説があるのが特徴です。オンラインで誰でも使えるので、独学でCCNAを勉強している方に重宝されています。
CCNAイージスは、全30章に分けて学習を進める形式です。
| 章の範囲 | 主な内容 |
|---|---|
| 第1〜4章 | ネットワーク基礎、OSI参照モデル、TCP/IPプロトコル、Ethernet LAN、IPアドレスとサブネットマスク |
| 第5〜7章 | Ciscoデバイスの操作・管理、Ciscoルータの基本設定 |
| 第8〜9章 | ルーティングの基礎、OSPF |
| 第10〜12章 | ACL(アクセスコントロールリスト)、DHCP、NAT/PAT |
| 第13〜17章 | Catalystスイッチの基本設定、VLANの基礎とルーティング、スパニングツリープロトコル |
| 第18〜22章 | EtherChannel、First Hop Redundancy Protocols、WANテクノロジー、ネットワークデバイスの管理、QoS |
| 第23〜26章 | ネットワークセキュリティ、IPSec、Layer2セキュリティ、AAA |
| 第27章 | IPv6アドレス |
| 第28〜29章 | 無線LAN(Wireless LAN)、Cisco Wireless LAN |
| 第30章 | 仮想化、SDN、ネットワーク自動化 |
各章は解説と練習問題で構成されているため、学んだ内容をすぐに練習問題で確認できます。全30章という分かりやすい区切りがあるため、試験当日から逆算して学習計画を立てやすいのも特徴です。
第1章から順番に進めることでネットワークの基礎から段階的に理解を深められ、テキストだけでなく図解も豊富に用いられているため、視覚的に仕組みをイメージしやすい構成になっています。
練習問題は解説のすぐ下にリンクが貼られており、章で学んだことをその場で確認できます。1ページ10問ほどで構成されているため、スキマ時間にスマートフォンから手軽に解いて確認する使い方にも向いています。
2.CCNAイージスのメリットと評判・口コミ
2-1.3つのメリット
① どこでも勉強ができる
Web教科書なので、ネットにつながる環境であればいつでもどこでも学習できます。通勤移動中などのスキマ時間を活用でき、パソコン・スマートフォンどちらでも、気になる箇所をすぐに検索できます
② 練習問題が用意されている
紙の参考書と同レベルの練習問題が無料で提供されています。シミュレーション問題も用意されているため、実際の操作を伴う問題を手軽に解ける点もメリットです
③ 質問ができる
コミュニティが用意されており、分からない点を他の利用者に質問して解決できます。過去の質問を遡って読むこともできるため、自分が質問した範囲以外の理解も深められます
2-2.評判・口コミの傾向
利用者の口コミを見ると、参考書やテキストと並行して活用している人が多く、無料で利用できる点や、解説の分かりやすさを評価する声が目立ちます。問題集として活用している人も多いようです。
無料で利用できるため、まずは試しに使ってみて、自分の学習スタイルに合うか確認してみるとよいでしょう。
3.CCNAイージスの活用法|向いている人・他教材との組み合わせ
3-1.こんな人におすすめ
- できるだけ費用をかけずにCCNAの学習を進めたい人
- 通勤・通学などのスキマ時間を使って学習したい人
- 参考書の内容を、別の切り口でも理解し直したい人
- わからない技術用語をピンポイントで調べたい人
一方で、体系立てたカリキュラムに沿って着実に進めたい人や、講師に直接質問しながら学びたい人には、[CCNA試験対策におすすめのオンライン講座]で紹介しているような講座の方が向いている場合もあります。
3-2.CCNAイージスだけで合格できる?
結論として、CCNAイージスだけでも十分に合格を目指せます。ただし、練習問題の解説がやや簡潔なため、「練習問題がやや難しい」と感じる利用者もいます。そのため、詳しい解説付きの問題集や、演習サイトの「Ping-t」と併用することで、学習の深みが増します。
3-3.Ping-tとの併用がおすすめ
Ping-tは登録者25万人以上を誇る国内最大級のIT資格学習サイトで、CCNAイージスの運営元でも練習問題についてはPing-tの活用が勧められています。
無料範囲も用意されており、CCNA(200-301)ではより多くの問題(1,700問超)を解きたい場合、有料のプレミアムプランも選べます(2026年7月時点で1ヶ月2,640円〜、長期契約ほど割安、料金は公式サイトで要確認)。
点で1ヶ月2,640円〜、長期契約ほど割安、料金は公式サイトで要確認)。
3-4.Ping-t・市販参考書との役割分担
| 教材 | 費用 | 強み | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| CCNAイージス | 無料 | 試験範囲を網羅した詳しい技術解説、図解が豊富 | インプット学習、知識のピンポイント確認 |
| Ping-t | 無料〜(プレミアムは月額578円〜) | 圧倒的な問題演習量、コマンドシミュレータ | アウトプット中心の演習、実力確認 |
| 市販の参考書(白本など) | 3,000〜4,000円程度 | 紙媒体で通読しやすく、模擬試験が付属 | 体系的な通読、試験直前の総復習 |
CCNAイージスで学び、Ping-tで演習し、分からない点があればCCNAイージスに戻って確認する、というサイクルが効果的な使い方です。
なお、CCNAイージスは現行試験「CCNA(200-301)」に合わせて技術解説の更新を継続的に行っていますが、無料の個人運営サイトである以上、公式の試験範囲改定に対して更新に多少の時間差が生じる可能性もあります。最新の試験範囲は「Cisco公式サイトのCCNA(200-301)試験ページ」でもあわせて確認しておくと安心です。
4.よくある質問
CCNAイージスは無料で使えますか?
はい、技術解説と練習問題はすべて無料で利用できます。会員登録も不要で、Webサイトにアクセスするだけで学習を始められます。
CCNAイージスだけでCCNAに合格できますか?
十分に可能です。ただし練習問題の解説がやや簡潔なため、Ping-tなどのアウトプット用教材と組み合わせることで、より合格の確度を高められます。
どの章から勉強を始めればよいですか?
特別な知識がない場合は、第1章のネットワーク基礎から順番に進めるのがおすすめです。全体を一周した後、理解が浅い章を重点的に復習すると効率的です。
CCNAイージスとPing-t、どちらから始めるべきですか?
ネットワークの知識にまったく自信がない場合は、まずCCNAイージスで全体像をつかんでから、Ping-tで問題演習に進むのがおすすめです。ある程度知識がある場合は、先にPing-tで実力を確認し、間違えた分野をCCNAイージスで補強する進め方も効果的です。
練習問題を解いても内容が定着しません。どうすればよいですか?
1回で覚えようとせず、間違えた問題やあいまいな分野をリスト化し、数日おきに繰り返し復習する方法がおすすめです。CCNAイージスの該当章を読み直してから再度問題を解くと、知識が定着しやすくなります。
5.まとめ
CCNAイージスは、無料でありながら試験範囲を網羅できる心強いWeb教科書です。全30章の解説+練習問題というシンプルな構成で、独学でも進捗を把握しやすいのが特徴です。
練習問題の解説がやや簡潔な点は、Ping-tのような演習サイトと組み合わせることで補えます。自分に合った教材と組み合わせながら、CCNAイージスを活用して合格を目指してみてください。
