LinuCの試験対策を始めるときに、「どの参考書を選べばいいのか」「参考書だけでなく問題集も必要なのか」と迷う方もいるでしょう。
基本的には、参考書で試験範囲を理解し、問題集で知識を定着させるという流れで学習を進めます。ここでは、LinuCの試験対策におすすめの参考書・問題集をレベル別に紹介します。
LinuCの資格概要や難易度については、[LinuCとは?資格内容や試験について解説][LinuCの難易度とは?レベル別・他の資格との比較を解説]で詳しく解説しています。
1.LinuCの参考書・問題集を選ぶときのポイント
1-1.受験するレベルに対応しているか
LinuCにはレベル1・2・3があり、それぞれ出題内容や求められる知識が異なります。特にレベル3は専門分野ごとに試験が分かれているため、対応状況の確認がより重要です。
1-2.最新の試験範囲に対応しているか
LinuCは2020年4月に「Version 10.0」へ改訂されています。古い教材では現在の試験範囲と内容が異なる可能性があるため、対応バージョンを確認しましょう。
1-3.自分の知識レベルに合っているか
Linuxを初めて学ぶ人は基本的な用語やコマンドから説明されている入門書が使いやすく、すでに業務等でLinuxを利用している人は試験範囲を体系的に確認できる教材から始める方法もあります。
1-4.参考書と問題集を使い分ける
参考書は「理解するための教材」、問題集は「理解できているか確認するための教材」です。参考書で知識を身につけ、問題集で理解度を確認するというサイクルを意識しましょう。
2.LinuC試験対策におすすめの参考書・問題集
2-1.Linuxを初めて学ぶ人向けの入門書
新しいLinuxの教科書
コマンド実行後の画面例が掲載されており、自分の画面と見比べながら学習を進められる入門書の定番です。
こんな人におすすめ
- どの入門書を選べばいいか判断できない人
- 後の技術書学習でつまずきたくない人
2-2.レベル1のおすすめ参考書・問題集
最短突破 LinuCレベル1 合格教本
Version 10.0対応の試験用テキストです。付属のDVD-ROMで仮想環境のLinuxを操作しながら学べ、実績のある講師による解説で初心者でも理解しやすい構成です。
こんな人におすすめ
- レベル1の試験対策を本格的に始めたい人
- 手を動かしながら学びたい人
Linux教科書 LinuCレベル1
LPI-Japan認定テキストで、章末に練習問題、巻末に模擬試験1回分を収録しています。
こんな人におすすめ
- レベル1の試験範囲を体系的に学びたい人
- 解説と問題演習を一冊で進めたい人
Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集
LPI-Japan認定の問題集で、472問収録。101・102試験それぞれの模擬試験も付いており、解説の丁寧さに定評があります。
こんな人におすすめ
- 参考書を一通り終え、演習量を増やしたい人
- 模擬試験で仕上げをしたい人
最強WEB問題集(Ping-t)
Ping-tが提供する無料のオンライン学習コンテンツです。ユーザー登録のみで650問を解くことができ、進捗のグラフ化やスマホ対応など学習管理機能も充実しています(102試験問題集は有料)。
こんな人におすすめ
- 無料で問題演習量を増やしたい人
- スキマ時間にスマホで学習したい人
2-3.レベル2のおすすめ参考書・問題集
Linux教科書 LinuCレベル2
201・202試験の出題範囲を完全網羅したLPI-Japan認定テキストです。章末問題と巻末の模擬試験1回分を収録し、実習環境もダウンロードできます。
こんな人におすすめ
- レベル1からレベル2へステップアップする人
- 問題演習の前に知識を整理したい人
LPI-Japan公式サイトの201試験/202試験の例題と解説
LinuCを運営するLPI-Japan自身が提供する例題アーカイブです。運営団体による解説のため、信頼度の高い教材として活用できます。
こんな人におすすめ
- 公式に近い情報源で演習したい人
- 参考書と合わせて問題演習量を増やしたい人
2-4.レベル3のおすすめ参考書・問題集
レベル3はLinuC専用教材がまだ少ないため、出題範囲が近いLPIC用の教材で代用するのが実践的です。
徹底攻略LPI問題集 Level 3
LPICレベル3・300試験に対応した問題集で、LinuCレベル3の対策にも活用できます。重要項目に絞った構成で、模擬問題も2回分収録されています。
こんな人におすすめ
- レベル3(300試験)を受験する人
- 効率的に重要項目を対策したい人
最強WEB問題集 LinuC/LPIC Lv3-300(Web問題集)
レベル1でも紹介した「最強WEB問題集」のレベル3版です。470問以上を収録し、スマホでも利用できます。
こんな人におすすめ
- レベル3の問題演習量を増やしたい人
- 参考書と組み合わせて対策したい人
3.レベル1・2の教材は動画講座も選択肢に
Linuxサーバー構築入門(LinuCレベル1、LPI-Japan認定教材)
Udemyで提供されているオンライン動画教材です。全6時間、スマホでも視聴可能で、動画が細かく分かれているためスキマ時間での学習に向いています。
こんな人におすすめ
- 参考書より動画で学びたい人
- 通勤時間などのスキマ時間を活用したい人
4.LinuCの参考書・問題集に関するよくある質問
Q.LinuCは参考書だけで合格できますか?
参考書だけで試験範囲を学ぶことはできますが、理解度を確認するために問題演習を取り入れることをおすすめします。参考書で理解したつもりでも、問題を解くと知識が曖昧だった部分に気づくことがあります。
Q.参考書と問題集は両方必要ですか?
必ず別々に購入する必要はありません。参考書の中に十分な練習問題が収録されている教材もあります。問題演習量を増やしたい場合は、専用の問題集やWeb問題集を追加すると学習を進めやすくなります。
Q.LinuCとLPICの教材を使い分ける必要がありますか?
レベル2・3ではLinuC専用教材がまだ少ないため、出題範囲が近いLPICの教材で代用しても問題ありません。
Q.レベル1に合格していないと、レベル2は受験できませんか?
受験自体は可能です。ただし、認定を受けるには認定日から5年以内にレベル1の資格を取得する必要があります。
Q.参考書・問題集は何冊必要ですか?
多くの教材を購入するより、選んだ教材を繰り返し使う方が重要です。まずは受験レベルに対応した参考書を1冊決め、問題集やWeb問題集を必要に応じて追加しましょう。
Q.独学が難しい場合、オンライン講座も検討すべきですか?
一人での学習が続きにくい場合は、オンライン講座も選択肢になります。決まった時間に受講する仕組みがあるため、学習のペースを保ちやすいメリットがあります。
5.まとめ
LinuCの試験対策では、自分が受験するレベルと知識レベルに合った参考書を選び、問題集やWeb問題集で演習量を増やすことが合格への近道です。
Linuxを初めて学ぶ場合は入門書から始め、レベル3はLinuC専用教材が少ないためLPIC教材の活用も検討しましょう。教材を増やしすぎず、選んだ教材を繰り返し使うことを意識してください。
