未経験からインフラエンジニアへの転職|書類・面接で見られるポイント

未経験からインフラエンジニアを目指すと、「面接で何を見られるのか」「経験がないのに、何を話せばよいのか」と不安になります。

結論から言うと、未経験の面接では、話し方よりも、学習を続けられるかや、仕事の内容を理解しているかを見られる傾向があります。

ここでは、面接で見られるポイントと、話すときの組み立て方、聞かれることがある質問、逆質問の例を解説します。書類(職務経歴書)の書き方は、[未経験からインフラエンジニアになるための職務経歴書の書き方と注意点]で詳しく解説しています。

この記事でわかること

  • 面接で見られる主なポイント
  • 志望動機と自己PRの組み立て方
  • 聞かれることがある質問と、逆質問の例

面接で見られるポイントは、主に3つ

企業によって見る点は異なりますが、未経験の面接では、次の3つが見られる傾向があります。「こう答えればよい」という正解があるわけではなく、自分の言葉で伝えることが大切です。

学び続けられるか

インフラエンジニアは、入社後も学習を続ける姿勢が求められる職種です。そのため、いま何を学んでいるか、どう進めているかが、見られることがあります。学習の量よりも、続け方を伝えられることが重要です。

仕事の内容を理解しているか

インフラエンジニアには、夜間・休日の作業や、障害対応がある職場もあります。そこを理解したうえで、なぜ目指すのかを話せると、入社後のミスマッチを防げるとされています。

夜勤や残業の実態は、[インフラエンジニアはきつい?未経験者が知っておくべき実態]で確認できます。

報告・連絡・相談ができるか

インフラエンジニアは裏方の仕事ですが、チームや顧客とのやり取りも仕事の一部です。分からないことをそのままにせず、状況を伝えて相談できるかどうかも、見られることがあります。面接での受け答えの仕方にも、その姿勢は現れるとされています。

この3つは、経験がなくても準備できる点です。次の章で、話し方の組み立てを見ていきます。

面接で見られやすい点を、学び続けられるか、仕事の内容を理解しているか、報告・連絡・相談ができるかの3つに分けて整理した図。学び続けられるかは、いま何を学んでいるか、どう進めているかが見られやすく、学習の量よりも続け方を伝えることがポイント。仕事の内容を理解しているかは、夜間・休日の作業や障害対応がある職場もあることを理解したうえで、なぜ目指すのかが見られやすく、理解したうえで話せると入社後のミスマッチを防げるとされている。報告・連絡・相談ができるかは、分からないことをそのままにせず、状況を伝えて相談できるかが見られやすく、面接での受け答えの仕方にもその姿勢は現れるとされている。経験がなくても準備できる点です。

志望動機と自己PRの組み立て方

志望動機や自己PRは、上手に話すことよりも、伝える順番を決めておくことが大切です。書類に書いた内容と、面接で話す内容は、つながっていると、聞いている人に伝わりやすくなります。

書類の書き方は、[未経験からインフラエンジニアになるための職務経歴書の書き方と注意点]をご確認ください。

3点で組み立てる

「なぜインフラエンジニアなのか」「なぜ未経験から目指すのか」「いまどう学んでいるのか」の3点を用意すると、聞かれる質問に対応しやすくなります。

話す順番

  1. 結論:どんな仕事を目指しているか
  2. 根拠:そう考えた理由や、前職での経験
  3. 今後:入社後どう学び、どう成長したいか

結論から先に伝えると、話が長くなっても、相手が返しやすくなります。

前職の経験を、仕事につなげる伝え方

前職の経験は、「手順を守って作業した」「状況を周りに報告した」「トラブルに対応した」など、インフラの仕事とつながる行動に言い換えると、伝わりやすくなります。

ただし、無理に関連付ける必要はありません。事実を、自分の言葉で伝えることが大切です。

考え方の例(実在の事例ではありません)
  • 「前職では、手順を確認しながら作業していました。インフラの設定作業でも、同じ姿勢で取り組めると考えています。」
  • 「現在は、通信の基礎を学んでいます。入社後も学習を続けていきたいです。」

面接で聞かれることがある質問と考え方

以下は、未経験の面接で聞かれることがある質問と、考え方です。企業によって、聞かれる内容は異なります。回答を暗記するより、「何を伝えたいか」を決めておくことが大切です。

これまでの経験と、いま学んでいること

前職でどんな仕事をしていたか、いま何をどう学んでいるかを聞かれることがあります。前職は事実を簡潔に、学習は続け方を中心に伝えます。学習は、「何時間学んだ」よりも、「どう進めているか」を話すと伝わりやすくなります。

夜間・休日の対応についての考え

夜間・休日の対応について、どう思うかを聞かれることもあります。無理に「問題ありません」と答えるより、今の状況を正直に伝えるほうが、入社後のミスマッチを防げます。

たとえば、「最初は交代制や当番制の体制で、無理なく続けられるか確かめたい」といった伝え方もあります。夜勤の頑度を逆質問で確かめる方法は、逆質問の章で解説します。

文系・未経験であることについて

文系出身や未経験であることを、理由を聞かれることがあります。事実を伝えたうえで、学習につなげて話すと、前向きに伝わります。

文系出身の進め方は、[文系・未経験でもインフラエンジニアになれる?]で解説しています。

これからのキャリアの考え

これからのキャリアについても、聞かれることがあります。無理に高い目標を立てるより、「まずは基礎を身につけ、その後で学びたい分野を決めたい」といった、現実的な考えを伝えることが大切です。

職種ごとの進め方は、[インフラエンジニアの種類|未経験から目指しやすいのはどれか]をご確認ください。

資格や学習の伝え方

資格の話は、面接で出やすい話題の一つです。ただし、資格がないと目指せないわけではありません。

資格は必須ではない。学習の進み具合として伝える

資格は、学習の進み具合を示す材料として、評価されやすいとされています。取得している場合も、取得中の場合も、「なぜその資格を選んだか」を伝えると、目的が伝わりやすくなります。

選び方と優先順位は、[未経験からのインフラエンジニア転職に資格は必要?取るなら何を選ぶべき?]で整理しています。

学習の進め方を、具体的に話す

学習については、次のような点を話せると、続け方が伝わりやすくなります。

  • 何を学んでいるか(通信の基礎、サーバーの基礎など)
  • どう学んでいるか(仕組みを理解する、実際に設定してみるなど)
  • これから何を学びたいか

学習の進め方は、[未経験からのインフラ勉強ロードマップ]もあわせてご確認ください。

逆質問で確かめたいこと

面接の終盤では、「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。逆質問は、入社後の働き方を確かめる機会でもあります。

逆質問は、確かめる機会でもある

逆質問は、評価される場であると同時に、会社を知る場でもあります。調べればわかることではなく、実際の働き方がわかることを聞くと、考えて準備してきた姿勢も伝わりやすくなります。

聞いてみたい質問の例

次のような質問は、入社後のイメージをつかむ助けになります。

  • 入社後の研修は、どのような内容と期間で進みますか。
  • 配属先は、どのような流れで決まりますか。
  • 最初に担当する業務は、どのようなものが多いですか。
  • 夜間・休日の対応は、どのような体制で行っていますか。
  • 入社後に学ぶ人に向けて、どのような支援がありますか。

研修や配属を確認するときの見方は、[研修ありのインフラ求人を見分けるチェックポイント]と[未経験のSESはやめとけ?配属・研修で失敗しない企業の見極め方]で整理しています。

夜間・休日の対応を、聞き方に気をつけて確かめる

夜勤や当番の有無は、気になる人が多い点です。聞くこと自体は問題ありませんが、「やりたくない」と受け取られないよう、体制や頻度を確かめる聞き方にすると伝わりやすくなります。たとえば「夜間・休日の対応は、どのくらいの頻度で、どのような体制で行っていますか」といった聞き方です。

仕事の実態は、[インフラエンジニアはきつい?未経験者が知っておくべき実態]もあわせてご確認ください。

面接前に確認しておきたいこと

面接の前に、次の点を確認しておくと、落ち着いて話しやすくなります。

  • 志望動機を、「きっかけ」「学んでいること」「これから挑戦したいこと」の3点で話せる
  • 前職の経験を、仕事のどの場面につながるかとあわせて説明できる
  • 学習している内容と、続けている方法を具体的に話せる
  • 夜間・休日の対応について、自分の考えを整理している
  • 資格について、取得または学習している理由を説明できる
  • 研修・配属・働き方について、確認したい質問を用意している

すべてを完璧にそろえる必要はありません。話せるところから整理していけば十分です。

まとめ

未経験からインフラエンジニアを目指す面接では、次の三点が見られる傾向があります。

  • 学び続けられるか
  • 仕事の内容を理解しているか
  • 報告・連絡・相談ができるか

志望動機と自己PRは、3点で組み立てて、前職の経験と仕事をつなげて話すと伝わりやすくなります。資格は必須ではなく、学習の進み具合を示す材料のひとつです。逆質問は、入社後の働き方を確かめる機会として使えます。

記事の企画・執筆

IT基盤エンジニア(ネットワーク・サーバー・クラウド・セキュリティなど)に特化した転職・キャリア支援メディア「テックドック」の編集部。業界の最新動向や資格情報、キャリア形成に役立つ知識を、実務に即した視点で発信しています。